社会保険労務士法人 日本中央社会保険労務士事務所

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ダラダラ残業の防止策


2011年6月30日  投稿者:社会保険労務士 内海 正人


おはようございます、カリスマ社会保険労務士の内海です。

いつもありがとうございます。


今回は社会保険労務士の内海正人が

「ダラダラ残業の防止策」を解説します。


皆さんの会社では

○ 仕事が終わっても、話をしていて「なかなか」帰らない

○ 制服から「ゆっくり」着替えてから帰る

などの社員はいませんか?


もちろん、話の内容が仕事にも及びながらも

無駄話がかなり多いということもあるでしょう。


多くの社長さんから「こういう場合はどうしたらいいですか?」

とご相談を頂くことがあります。


こういう場合は、最初に話の緊急性を確認しましょう。

ダラダラと話をしているならば、大半の場合は緊急性が無いはずです。


具体的に緊急性の高い仕事とは、

〇 突発的に発生した業務

〇 今日中にやらなければならない業務

などでしょう。


この場合は残業してもらい、業務を優先させる必要があります。

だから、会社は「残業してください」と指示することになります。

 

しかし、仕事の話まじりの雑談でダラダラ残っていることは別です。

こういう場合は「残業する場合は事前に申請する制度」を導入しましょう。


そして、定時以降も残る場合は「申請 → 承認」を経て、

初めて残業が許可されることにするのです。


逆にいえば、この手続きがなければ、残業は許可されないのです。

もちろん、残業代の支払は必要です。

 

結果として、

○ 残業の事前申請制度の導入

→ 「残業をすることの承認」&「残業の結果に対する承認」が必要

○ 仕事の緊急性の確認

という2つの運用により、ダラダラ残業を防ぐことができます。


具体的には、就業規則で以下の規定を明確にしましょう。
--------------------------------------------------------------------
従業員は命じられた業務を所定労働時間内に終了することを原則とするが、

業務の進捗状況によりやむを得ず時間外労働又は

休日労働の必要があると考えた場合には、事前に上長に対し、

業務内容及び必要な時間数を明確にして申し出、

時間外労働又は休日労働の命令を受けなければならない。


従業員が使用者の命令に基くことなく時間外労働

又は休日労働を行った場合、

会社は当該労働に対する賃金を支払わないものとする。
--------------------------------------------------------------------


こういう状況を放置すると、

○ 仕事の効率が落ちる

○ 無駄な残業代が増える

ということになってしまうのです。

 

それから、

○ 業務終了後に制服から「ゆっくり」着替える

○ プライベートの予定があり、その時間まで社内で時間を潰す

という場合があります。


場合によっては「少しでも残業代を稼ぐ」という趣旨から

こういう行動になっていることもあります。


だから、「仕事が終わったら速やかに退社する」

という指示を徹底してください。


そもそも、労働時間とは社内にいる時間ではありません。


労働時間とは

〇 会社や上司のもとで管理下にある時間

〇 会社や上司の指示で仕事をしている時間

と法律で定められています。


これら以外は労働時間にならないのです。


社員が自由に会社に残っていること自体が

会社が認めていると判断されることもあります(残業代も発生)。


もちろん、社員が意味なく残っていて残業代を請求されたら、

会社としてもやりきれません。

 

ここで注意するポイントがあります。


それはタイムカードなどで時間管理をしている会社であれば、

「記録された時間=労働時間」とみなされてしまうケースがあるのです。


これに関し、参考となる判例があります。


<三晃印刷事件 東京高裁 平成10年9月>

「労働時間の計算はタイムカードに基づいて推定するのが相当」

とされた裁判です。


<ネットブレーン事件 東京地裁 平成18年12月>

「サイボウズ※に入力された労働時間×80%=労働時間」

とされたた裁判です。

※インターネット上のスケジュール帳とお考えください。

 

これらの裁判で共通することは、

〇 会社が「実際の労働時間」に関する客観的な資料なし

〇 「形式上の労働時間」はタイムカードなどの客観的な資料あり

という場合、後者が根拠になるということです。


この場合、会社は実際の労働時間を証明する証拠が

必要になってしまうのです。


しかし、あまりに細かく管理すると管理のための時間が増えてしまい、

会社全体としての効率が悪くなってしまいます。


ただし、最低限でも

○ 残業の事前申請制度の導入

○ これを就業規則で明確化

ということが必要です。 


そして、この運用を徹底させることが

意味の無い残業代を回避する第一歩なのです。


実際に、裁判例でも残業申請書の時間を認めてくれた事例もあるのです。


いつもお伝えしていますが、大切なことは

○ 形式の整備

○ 運用の徹底

○ 社内のコミュニケーション、人間関係の構築

です。


私のところにご相談にいらっしゃる方は

「3つともできていない」ということもよくあります。


何から手をつけるかは千差万別ですが、

形式がボロボロでは話になりません。


形式を整えた上で、運用などを徹底させていく必要があるのです。


多くの方が大きな問題が起きてからご相談にいらっしゃいます。

そして、何も行動しなかったことを後悔されます。

そんな方を本当に多く見ているので、ここでお伝えしたいのです。


私が書いている内容は本当に重要なものばかりです。


皆さんの会社で出来ていない項目があれば、

必ず保全するようにしてください。


そのために、私はメルマガを書いているのですから。

 

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敢えて詳細な要件などは省略していることもございます。

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また、この内容は掲載日現在の法令や通達などに基づいておりますので、

ご注意ください。

 

■編集後記

先週は福岡に出張でした。

行きの飛行機から富士山がきれいに見えました。


その時の写真がこれです。

http://ameblo.jp/utsumisr/entry-10931848824.html 


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